【概要】
沖縄の固有種である山ブドウの一種である「リュウキュウガネブ」の栽培と普及を促進する一般社団法人「沖縄県産リュウキュウガネブ管理普及協会」略称:MSOR(所在地:沖縄県那覇市 代表理事:望岡亮介)は2022年3月25日にワインの発売を記念し、海洋熟成ワインの試飲会を沖縄県那覇市にて開催いたしました。
沖縄の地域資源としての「リュウキュウガネブ」の活用を通して沖縄の地域振興や雇用創出に寄与することを目指して活動を続けております。
【リュウキュウガネブとは】
リュウキュウガネブ(Vitis ficifolia Bunge var. ganebu Hatusima)は、沖縄地方に自生する日本原産野生ブドウです。
しかし果粒、果房がともに小さいこと、果汁が低糖度、高酸度であることなどから、今まで栽培・活用されることはありませんでした。
しかし、研究が進む中でリュウキュウガネブは他の野生ブドウよりもレスベラトロールやアントシアニン(赤ワインに人気のポリフェノール)含量が高いという事や、化粧品などに使われるグリコール酸など、さまざまな抗酸化作用を持つ成分が含まれていることがわかりました。
このように沖縄の地域資源としてとても魅力的でありながらこれまでは全く有効活用されてこなかったリュウキュウガネブを掘り起し、商業利用できる規模にまで栽培して、その葉や果実を化粧品や健康食品・ワイン醸造等に応用していくための実証を展開しております。
【リュウキュウガネブワイン「太陽の葡萄」の特徴】
・沖縄原産の「リュウキュウガネブ」を100%使用
・沖縄の海底20mにて1年間海洋熟成
・レスベラトロールをはじめとした豊富なポリフェノール
・海洋熟成させることで酸味が抜けまろやかな味わいに
初年度は100本(750ml)の「太陽の葡萄」ワインが沖縄県平安座島沖合の海底でゆっくりと熟成され、初年度は80本を海底より引き上げました。
【ワイン試飲会について】
3月25日、株式会社ブレーン沖縄会議室(那覇市久茂地 國場ビル4F)にてリュウキュウガネブワインの試飲会が行われ、県内の農業関係者や酒造業者など15人ほどが出席しました。
試飲会ではリュウキュウガネブワインの試飲による比較検討を行いました。
- 今年度醸造し先月に瓶詰されたリュウキュウガネブワインヌーボー
- 昨年2月に瓶詰されたリュウキュウガネブワイン(常温で1年熟成)
- 同じく昨年2月に瓶詰されたリュウキュウガネブワイン(水深20mの海底で1年熟成)
海洋熟成することで味がまろやかになりバランスが取れた「太陽の葡萄」を皆様にご賞味いただき大変ご好評いただきました。
また、試飲会の様子を琉球朝日放送「Qプラス」にて取材いただきました。
リュウキュウガネブワイン「太陽の葡萄」は、4月2日より70本限定で販売予定です。
【事業者概要】
事業者名:一般社団法人沖縄県産リュウキュウガネブ管理普及協会(略称:MSOR)
代表理事:望岡亮介
住所:沖縄県那覇市上之屋314番2号 サンメディアビル3F (協)沖縄産業計画内
オンラインでの販売:SDGsな森ショップにて